労務トラブルを未然に防ぎ、社長も社員もお互いに安心して働ける職場環境を作りませんか?
近年、労使間でのトラブルが急増しています。
終身雇用という考え方が希薄になり、労使のなあなあの関係から、雇用契約上の権利義務に基づいて働くという考え方に移行していることが原因の一つだと考えられます。「労務管理のルールがはっきり決まっていれば、防げたのではないか?」「会社がしっかり法律を理解していれば、防げた問題なのではないか?」と思う事例も多くあります。
特に創業社長から、2代目社長に代替えした時は要注意です。
一度、会社と従業員の信頼関係が崩れると取り戻すことは極めて困難であり、せっかく育てた優秀な社員までも流出しかねません。
労務管理の真の目的は、トラブル防止ではなく、安心して仕事に集中できる環境を作り生産性を高めて、会社の業績を向上させることにあると思います。当然、経営者と従業員とは立場が違うので、最終的には利益が相反することもあります。しかし、一つの目標に向かって方向性を合わせるルール作りが必要になります。
人はルールが守られ、それに基づいて運用されていると、そこに心地よさを感じるものです。その組織に属することの「心地よさ」を追求していけば、トラブルを未然に防ぎ、会社の業績向上に繋がっていきます。
この機会に、一度就業規則について考えてみませんか?